ゆうれい

言いたいことはいつもたくさんあるのに誰にも伝えられず死んでゆく言葉たち。自分でさえもその所在がわからなくなってしまうのが悲しいからできるだけ日記書きたいんだけどな。

下北沢に降りる夜、いつも秋の訪れを感じてソワソワしてしまうけど 春だって夏だってなんだかソワソワしてた気がする。東京の人はいつも急いでる。

仕事をはじめて色んなことのバランスがわからなくなってしばらく。仕事自体は予想以上に楽しいんだけど、お金と時間の使い方がいつまでたっても上手にならない。掃除したり漫画買い込んだりなんやかや煮込んだりして自分の機嫌をとってるわけだけど結局いつもの友達と会うのが楽しい。会えなくなった友達にたまに連絡したり、また新しい連絡先が増えたり。私は思春期によく見ていた小さい映画のイメージで、二十代の女が東京で一人暮らしをするってことは、長い髪をまとめて華奢な腕を放り出してつまらなさそうにベランダでタバコを吸うってことだと思ってたよ。全然当てはまらなくて笑える。うちにはベランダがない。